Online Tone Generator の Pitch Shifter は、テンポに影響を与えずに音声ファイル(MP3, WAV)のピッチを変更することができる、無料のオンラインアプリです。
ピッチを変更した音源をMP3形式でダウンロードすることもできます。
目次
ピッチ変更手順
1. 音声ファイルの選択
「ファイルを選択」ボタンをクリックし、ピッチを変更したいMP3ファイルまたはWAVファイルを選択します。
音声ファイルのアップロードが完了すると、アップロードしたファイルのファイル名が表示されます。
「play」ボタンをクリックするとアップロードした音声ファイルを再生することができます。
2. ピッチの変更
音声ファイルのアップロードが完了したら「Pitch Shift」欄のスライダーを動かすことでピッチを変更することができます。
スライダーを右に動かせばピッチが上がり、左に動かせばピッチは下がります。
「Shifted by」右側で数値を入力してピッチを変更することも可能です。この入力欄の単位は半音(semitone)。例えば「1」を入力すれば半音、「2」を入力すれば
半音x2 = 1音 ピッチが上がります。ピッチを下げるには「-(マイナス)」の値を入力してください。
テンポの維持
「Maintain Tempo」のチェックが入っている状態の場合、ピッチを変更してもテンポに影響はありません。
「Maintain Tempo」のチェックをはずすと、ピッチ変更とともにテンポも変わります。
3. ピッチを変更した音声ファイルをダウンロード
ピッチを変更した音声ファイルはMP3形式でダウンロードすることができます。
「Save output to downloadable file?」にチェックを入れてください。「Maintain Tempo」の下に「Recordings」と「Status Log」という文字が表示されます。
この状態で「play」ボタンをクリックしてください。再生された部分が録音されMP3ファイルとなります。「Status Log」欄に「Recording, please
wait... 」と表示されるので、再生(録音)が完了するまで待ちましょう。
※再生を途中で停止した場合は、再生した部分のみがMP3ファイルとなります。
音声ファイルが最後まで再生されるか、再生を途中で停止すると録音完了です。「Recordings」欄に再生コントロールが表示されピッチ変更後のファイルを聴くことができます。再生コントロール右側のファイル名(青字)をクリックするとMP3ファイルをダウンロードすることができます。
Online Tone Generator が提供するその他のツール
Online Tone Generator では「Pitch Shifter」以外にも多数のツールを提供しています。ご希望のツールがあればぜひ試してみてください。
Time Stretcher
ピッチに影響を与えずに音声ファイル(MP3, WAV)のテンポを変更することができます。
Pitch Shifter を使ってみて
キーを変更した音源が欲しい場合など、簡単にMP3ファイルとして保存できるので便利です。
再生した部分のみがMP3ファイルとなるので、1曲まるまるMP3ファイルにしたい場合などは時間がかかる点が面倒。私の環境では動作が不安定なことも少なくなかったので、他にピッチを変更できるソフト等がある場合はあえて Pitch Shifter を使わなくてもよいかと思います。