リモートワークやオンライン商談が定着し、Web会議アプリは仕事のインフラになりました。とはいえZoom、Microsoft Teams、Google Meetなど候補が多く、「自社にはどれが合うのか」「無料でどこまで使えるのか」が分かりにくい状態です。
本記事では、定番のWeb会議アプリを「社内利用」「外部商談」「カジュアル」の3つの用途軸で整理します。対象はパソコンだけでもスマホだけでもなく、Windows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Androidを含むWeb会議サービス全体です。
目次
- Web会議アプリの選び方
- おすすめWeb会議アプリ比較表
- 社内・チーム利用向けのおすすめWeb会議アプリ
- 外部商談・大規模ウェビナー向けのおすすめWeb会議アプリ
- カジュアル・少人数向けのおすすめWeb会議アプリ
- まとめ
Web会議アプリの選び方
候補を絞り込むときに見るべきポイントは5つです。
参加人数と時間制限
無料プランの「同時参加人数」と「1回あたりの上限時間」は各サービスで差が大きく、ここで合わないと業務に乗りません。社内定例で頻繁に使うなら、有料プラン前提で検討した方が結果的に時短になります。
録画・文字起こし・字幕の有無
打ち合わせ後に議事録を作る運用なら、録画のクラウド保存、自動文字起こし、字幕の有無を確認しておきたいところです。商談や採用面談のように後から振り返る会議では、録画と文字起こしの有無が使い勝手を大きく左右します。
対応環境と参加しやすさ
Web会議アプリは、主催者だけでなく参加者側の環境も重要です。Windows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Androidのどこまで自然に使えるかを見ておくと、外部の相手を招待するときに詰まりにくくなります。
既存ツールとの連携
GoogleカレンダーやOutlookとの招待リンク連携、SlackやNotionへのリンク貼り付けやすさは、毎日の体験を左右する地味で重要なポイントです。社内がMicrosoft 365中心ならTeams、Google Workspace中心ならMeetが摩擦なく回ります。
セキュリティとアカウント管理
ゲスト参加の許可範囲、待機室、暗号化、シングルサインオン対応など、機密性の高い商談で使うなら最低限チェックしておきたい項目です。
おすすめWeb会議アプリ比較表
| アプリ | 向いている用途 | 対応環境の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Microsoft Teams | 社内会議、Microsoft 365運用 | Windows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Android | OutlookやSharePointと相性がよい |
| Google Meet | Google Workspace、外部招待 | Windows、Mac、Chromeなどのブラウザ、iPhone/iPad、Android | ブラウザだけで参加しやすい |
| Slackハドルミーティング | チーム内の短い相談 | Windows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Android | Slack上でそのまま通話に入れる |
| Zoom | 外部商談、ウェビナー | Windows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Android | 参加者に説明しやすい定番 |
| Cisco Webex | 大企業、堅めの会議運用 | Windows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Android、会議室端末 | 管理・セキュリティ寄り |
| Whereby | 少人数、固定URLの会議室 | ブラウザ中心、iPhone/iPad、Android | アカウント不要で参加しやすい |
| Discord | コミュニティ、常設ルーム | Windows、Mac、Linux、ブラウザ、iPhone/iPad、Android | 出入り自由の場を作りやすい |
社内・チーム利用向けのおすすめWeb会議アプリ
社員同士の定例、1on1、ファイル共有とセットの会議には、グループウェア統合型のアプリが向いています。
Microsoft Teams

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software
Microsoft Teamsは、Microsoft 365契約と組み合わせて使いやすい定番です。会議、チャット、ファイル、SharePointが1つのアプリに統合され、Outlookの予定からそのまま会議を開始できます。
対応環境はWindows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Androidです。社内のメールや予定表がMicrosoft 365中心なら、最初に検討したいWeb会議アプリです。
Google Meet

https://workspace.google.com/intl/ja/products/meet/
Google Meetは、Google WorkspaceやGmailを使っている人に向いています。Googleカレンダーから会議リンクを作りやすく、参加者もブラウザだけで入りやすいのが強みです。
対応環境はWindows、Mac、Chromeなどのブラウザ、iPhone/iPad、Androidです。外部ゲストを招待する会議でも、Googleアカウントやカレンダーと相性よく使えます。
Slackハドルミーティング

https://slack.com/intl/ja-jp/features/huddles
Slackハドルミーティングは、普段からSlackで会話しているチーム向けです。チャンネル内でそのまま音声・ビデオ通話に切り替えられるため、事前に会議URLを作るほどではない相談に向いています。
対応環境はWindows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Androidです。長時間の会議というより、立ち話に近い短い同期コミュニケーションで使いやすいサービスです。
外部商談・大規模ウェビナー向けのおすすめWeb会議アプリ
社外のお客さま向けの商談や、数百名規模のウェビナーには、安定性と運営機能が成熟したサービスが安心です。
Zoom

ZoomはWeb会議の代名詞的な存在です。外部参加者にとっても「Zoomなら知っている」という心理的ハードルの低さがあり、商談、採用面談、ウェビナーなどで使いやすいサービスです。
対応環境はWindows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Androidです。ブレイクアウトルーム、投票、Q&A、ウェビナー機能など、運営側の道具がひと通り揃っています。
Cisco Webex

https://www.webex.com/ja/index.html
Cisco Webexは、大企業や公共機関での導入実績が多いWeb会議サービスです。管理機能、セキュリティ、会議室端末との連携を重視する組織では候補に入ります。
対応環境はWindows、Mac、ブラウザ、iPhone/iPad、Android、ビデオ会議端末です。個人利用の手軽さより、組織管理や会議室を含めた運用を重視する場合に向いています。
カジュアル・少人数向けのおすすめWeb会議アプリ
社外の人とのカジュアルな打ち合わせや、コミュニティ運営にはより軽量なサービスが合います。
Whereby

Wherebyは、ブラウザだけで参加しやすいシンプルなWeb会議サービスです。固定のミーティングルームURLを使えるため、毎週同じURLで定例を回したいケースに向いています。
対応環境はブラウザ中心で、iPhone/iPad、Androidからも利用できます。参加者側のアカウント作成やアプリインストールを減らしたいときに便利です。
Discord

Discordは、ゲームやコミュニティ用途で広まったコミュニケーションアプリです。サーバー内のボイスチャンネルに集まる感覚で使えるため、出入り自由の常設ルームを作りたいときに向いています。
対応環境はWindows、Mac、Linux、ブラウザ、iPhone/iPad、Androidです。通常の商談用Web会議アプリというより、コミュニティやオンラインサロンの定例、作業通話に強いサービスです。
まとめ
Web会議アプリを選ぶときは、まず「誰と何のために使うか」を整理するのが先です。社内ならMicrosoft TeamsやGoogle Meet、社外商談ならZoom、大企業や会議室端末を含む運用ならCisco Webexが候補になります。
少人数のカジュアルな打ち合わせはWhereby、Slack中心のチーム内相談はSlackハドルミーティング、コミュニティの常設ルームはDiscordが使いやすいです。パソコン、ブラウザ、スマホのどこから参加する人が多いかを確認し、無料プランで小さく試してから本格導入するのが現実的です。


