Macで作ったZipをWindowsユーザーへ渡したとき、ファイル名が文字化けしたり、.DS_Storeや__MACOSXといった不要なファイルが混ざったりすることがあります。
MacWinZipperは、こうしたMacとWindows間のZip互換性に特化したアプリです。ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップするだけで、Windowsで開きやすいZipを作成できます。
目次
MacWinZipperの現行版とできること
MacWinZipperは株式会社ティダが提供するMac用Zipアーカイバーです。公式サイトでは、macOS 10.12以降向けのバージョン2.7.2(2024年12月公開)が配布されています。2.7.1でAppleシリコンに対応しました。
Windowsの文字化けを防ぐ文字コード処理、.DS_StoreなどMac特有のファイルの除外、不適切なファイル名の自動修正、Zip64に対応しています。無料版でも個人・業務を問わず利用でき、広告表示もありません。
ダウンロードは公式サイトから行えます。Homebrewを使う場合は、brew install --cask macwinzipperでも導入できます。
なお、公式のリリースノートでは2.7.1をmacOS Catalina対応の最終版と案内しています。Catalinaより新しいmacOSでの動作保証については明記されていないため、重要な業務データで使う前に少量のファイルで確認してください。
Mac App Store版について
Mac App StoreではWinArchiverという名称で提供されていましたが、公式サイトでは現在提供停止中と案内されています。現時点では公式サイトまたはHomebrewからMacWinZipperを入手する方法が確実です。
MacWinZipperでWindows向けZipを作成する
圧縮したいファイルまたはフォルダを、MacWinZipperのアイコンへドラッグ&ドロップします。

圧縮画面が開いたら、必要に応じて「設定」を選びます。送付先が日本語版Windowsの場合は、「Windowsの言語バージョン」を「日本語版Windows」にしておくと安心です。


「Zipファイルを作成」を選ぶと圧縮が始まり、完了後は元のファイルまたはフォルダと同じ階層にZipが作成されます。パスワードを付ける場合、無料版では4桁の数字を指定できます。

Windowsの言語バージョンを初期設定にする
Macのメニューバーから「MacWinZipper」>「環境設定」を開くと、「Windowsの言語バージョン」の初期値を設定できます。国内のWindowsユーザーへ渡すことが多い場合は、「日本語版Windows」を選んでおくと毎回の設定を省けます。

Finderから起動する設定
Finderから直接起動したい場合は、Automatorでクイックアクションを作成できます。ただし最近のmacOSではショートカットが標準の自動化機能です。既存のAutomatorワークフローを使っている場合以外は、まずDockへ登録してドラッグ&ドロップで使う方がわかりやすいです。
- Automatorを実行する

- 以下の画面が表示されたら「クイックアクション」を選択する

- 「Finder項目を開く」を、画面右側のエリアにドラッグ&ドロップする

- 以下の項目を設定する
ワークフローが受け取る現在の項目:ファイルまたはフォルダ
検索対象:Finder
このアプリケーションで開く:MacWinZipper
- メニューバーから「ファイル」>「保存」の順で選択する

- 「MacWinZipper」など、わかりやすい名称を設定し「保存」ボタンをクリックする

上記の操作完了後、任意のファイル/フォルダを右クリックすると、メニューの「クイックアクション」内に作成した項目が表示されるようになります。この項目(下図では「MacWinZipper」)を選択すると、MacWinZipperが実行され、該当ファイル/フォルダが追加された状態となります。

有料ライセンスで追加される機能
有料ライセンスを購入すると、Windowsから受け取ったZipの展開や、より詳細な圧縮設定を利用できます。価格と購入条件は変更される可能性があるため、公式オンラインストアで確認してください。
有料版の機能
主な追加機能は以下のとおりです。
- zipファイルの展開
- Thumbs.db、Desktop.ini等、Macに必要ないファイルの自動削除
- ファイル名の文字コードを自動判別
- 暗号化されたZipファイルの展開
- 圧縮方法、個別アーカイブ、空フォルダ除外等の圧縮オプション
Macで作成したZipをWindowsへ渡す頻度が高いなら、MacWinZipperは文字化けと不要ファイルをまとめて避けられる実用的な選択肢です。利用前には、相手のWindows環境でZipを開けるか一度確認しておくと安心です。







