Windowsを再インストールするときや、新しいPCに移行するときに必要なプロダクトキー。購入時のメールやステッカーが見つからなくても、現在使用中のWindowsからプロダクトキーを取り出せる方法があります。この記事では、コマンドプロンプトで取得する方法、PowerShellで確認する手順、専用の無料ツールを使う方法、そしてプロダクトキーが見つからない場合の対処までまとめて解説します。
目次
Windowsプロダクトキーとは
Windowsプロダクトキーは、25文字の英数字(5文字×5ブロック)で構成されたライセンス認証用の鍵です。Windowsを正規ライセンスとして認証するために使われ、再インストール時や別PCへの移行時に求められることがあります。
プロダクトキーとデジタルライセンスの違い
Windows 10以降では、プロダクトキーの代わりにデジタルライセンスという認証方式も増えています。
- プロダクトキー: 25文字の文字列。パッケージ版やDSP版のWindowsで発行
- デジタルライセンス: Microsoftアカウントに紐づくライセンス。Windows 10/11プリインストールPCやアップグレード版で多い
デジタルライセンスのPCはMicrosoftアカウントでサインインしていれば、再インストール時にプロダクトキー入力不要で自動認証されます。
確認できるキーと取り出せないキー
PC上で確認できるのは、現在のWindowsで認証に使われているプロダクトキーです。BIOSに埋め込まれたOEMキー(メーカーがプリインストールで設定したキー)はコマンドで取り出せますが、リテール版で後から入力したキーはレジストリに暗号化されて保存されていて、専用ツールでないと読めません。
コマンドプロンプトで確認する方法
最も簡単なのが、OEM版Windowsのプロダクトキーをコマンドプロンプトで確認する方法です。BIOSに埋め込まれたキーを表示します。
- スタートメニューで「cmd」と入力
- コマンドプロンプトを管理者として実行
- 以下のコマンドを実行
wmic path softwarelicensingservice get OA3xOriginalProductKey
- 25文字のプロダクトキーが表示されれば成功
何も表示されない場合は、デジタルライセンス版か、BIOSにキーが埋め込まれていないPCです。その場合は次のPowerShellや専用ツールを試してください。
wmicコマンドはWindows 11の一部バージョンで非推奨になっているため、PowerShellの方法も覚えておくと安心です。
PowerShellで確認する方法
PowerShellでも同じBIOS埋め込みキーを取得できます。最新のWindows 11ではこちらが推奨です。
- スタートメニューで「powershell」と入力
- Windows PowerShellを管理者として実行
- 以下のコマンドを実行
(Get-WmiObject -query 'select * from SoftwareLicensingService').OA3xOriginalProductKey
- プロダクトキーが表示されれば成功
PowerShell 7(pwsh)でも同じコマンドが使えますが、Windows標準のWindows PowerShellで実行するのが確実です。
このコマンドも結果が空の場合、現在のWindowsはBIOS埋め込みOEMキーではなくデジタルライセンスや別途入力したキーで認証されている可能性があります。
無料ツールで確認する方法
レジストリに保存された現在の認証キーを取り出すには専用ツールを使います。
ShowKeyPlus
Microsoft Store・GitHubで配布されているオープンソースのツールです。
- Microsoft Storeで「ShowKeyPlus」を検索してインストール
- アプリを起動
- 画面にInstalled Key(現在使用中のキー)とOEM Key(BIOS埋め込み)の両方が表示
OEMキーとインストールキーが違う場合、リテール版でアップグレードしたPCの可能性があります。テキストファイルやクリップボードに保存する機能もあるので、メモを残すときに便利です。
ProduKey
NirSoftが配布している老舗のキー抽出ツールです。Microsoft 365 / Officeなどのキーも一緒に取り出せます。
- NirSoftの公式サイトからProduKeyをダウンロード
- ZIPを展開してProduKey.exeを実行
- インストール済みMicrosoft製品のプロダクトキー一覧が表示
ウイルス対策ソフトによっては「キー抽出ツール」を不正アクセスツールと誤検出する場合があります。信頼できる配布元から入手し、利用後は不要なら削除すると安心です。
プロダクトキーが見つからないときの対処
PCから取り出せない場合の代替手段です。
Microsoftアカウントからライセンスを確認
デジタルライセンス版なら、Microsoftアカウントでサインインしているだけで自動認証されます。
- Microsoftのaccount.microsoft.comにサインイン
- デバイスから該当PCを選択
- ライセンス状態が確認できる
デジタルライセンスのPCは再インストール時に「プロダクトキーがありません」をクリックして進めば、同じMicrosoftアカウントでサインイン後に自動認証されます。
購入履歴・メールを探す
パッケージ版やオンラインで購入したキーは次の場所を確認してください。
- Microsoftアカウントの購入履歴
- 購入時のメール(件名に「プロダクトキー」「Product Key」を含む)
- パッケージ版なら箱の中のカードやシール
- DSP版なら同梱のカードスリーブ
- BTOパソコンなら本体側面のCOA証明書ステッカー
紙のステッカーは経年劣化で読みにくくなることがあるので、新品のうちに撮影してクラウドに保存しておくのがおすすめです。
よくある質問
Q. プロダクトキーは何度でも使えますか?
A. パッケージ版とDSP版は基本的に1台のPCに紐付くため、複数台への同時利用は規約違反です。同じPC上での再インストールは何度でも認証できます。Microsoft 365 Familyなど一部の製品は複数台の認証が可能です。
Q. キーを失くしてしまったらどうなりますか?
A. デジタルライセンスでMicrosoftアカウント認証していれば、再インストールしても自動認証されるので問題ありません。それ以外の場合は購入店に問い合わせるか、最悪は新たに購入が必要です。
Q. コマンドの結果が「BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB」のように同じ文字列です
A. このパターンはBIOSにキーが埋め込まれていないPC(自作PCやリテール版アップグレード)でよく見られます。ShowKeyPlusなどで現在使用中のキーを確認してください。
Q. 無料ツールは安全に使えますか?
A. ShowKeyPlusはMicrosoft Storeから入手すれば公式に審査済みなので安心です。ProduKeyなど他のツールは信頼できる公式サイトから入手し、ダウンロード後にウイルススキャンを実行することをおすすめします。
Q. プロダクトキーは他人と共有しても大丈夫ですか?
A. プロダクトキーは個人を特定する情報ではありませんが、ライセンスは原則1台に紐付くため、他人に共有すると規約違反になります。スクリーンショットをSNSに上げないように注意してください。関連する話題として「Windowsアップデートが失敗するときの対処法」も参考にしてみてください。
まとめ
Windowsプロダクトキーを確認するには、OEM版ならwmic path softwarelicensingservice get OA3xOriginalProductKeyコマンドが最も簡単です。PowerShellなら(Get-WmiObject -query 'select * from SoftwareLicensingService').OA3xOriginalProductKeyを実行します。リテール版で別途入力したキーはShowKeyPlusなどの専用ツールで取り出してください。デジタルライセンス版はMicrosoftアカウントに紐づくため、サインインしていれば再インストール時も自動認証されます。新品のPCはセットアップ直後にキーを確認してメモしておくと、いざという時に安心です。


