iPhoneを寝かせている間に勝手にiOSがアップデートされていたり、好きなアプリが知らない間に最新版になっていてUIが変わっていたりすると困りますよね。データ通信量の節約や、アップデート直後の不具合を避けたい場合は自動アップデートをオフにしておく方が安心です。この記事では、iOSのソフトウェアアップデート自動化を完全に停止する手順、App Storeでのアプリ自動アップデートをオフにする手順、両者の違いと使い分けまで詳しく解説します。
目次
iPhoneの自動アップデートとは
iPhoneの自動アップデートには、iOS本体のソフトウェアアップデートと、App Storeで管理しているアプリのアップデートの2種類があります。それぞれ別々の設定項目になっているため、両方オフにしないと完全に自動化を止めることはできません。
iOSの自動アップデートとアプリの自動アップデート
両者の違いを整理すると次のようになります。
- iOSの自動アップデート: iOSバージョン本体(17.x → 18.x など)の更新を自動で行う機能。設定アプリの「ソフトウェアアップデート」内で制御
- アプリの自動アップデート: App Storeで配信されているサードパーティアプリの更新を自動で行う機能。設定アプリの「App Store」項目で制御
iOSアップデートは数ヶ月〜半年に1回程度のメジャー更新と、月数回の細かい修正版がありますが、アプリのアップデートは1日に何本も配信されることもあります。
自動アップデートをオフにするメリット・デメリット
自動アップデートを止める主なメリットは次のとおりです。
- データ通信量を節約できる(特にiOSは数GBを消費)
- アップデート直後の不具合や仕様変更を避けられる
- バッテリー消費・端末発熱を抑えられる
- 容量不足でアップデート失敗するリスクが減る
一方でデメリットもあります。
- セキュリティ脆弱性が修正されないまま使い続けるリスク
- 手動チェックを忘れると古いバージョンに留まり続ける
- 一部のアプリは古いバージョンだと動かなくなる場合がある
セキュリティ的には自動アップデート推奨ですが、利用状況に応じて使い分けるのが現実的です。
iOSの自動アップデートをオフにする手順
iOSのバージョンが勝手に上がるのを止める設定です。
iOSアップデートを自動でダウンロードしない
iOS本体の自動アップデートを完全にオフにします。
- 設定アプリを開く
- 一般をタップ
- ソフトウェアアップデートをタップ
- 自動アップデートをタップ
- 以下のスイッチをすべてオフにする
- iOSアップデートをダウンロード
- iOSアップデートをインストール
すべてオフにすると、iOSの新バージョンが配信されても自動でダウンロードされず、自分が設定アプリで明示的に確認・実行しない限りアップデートされなくなります。
セキュリティ対応のみ受け取る設定
iOS 16以降ではiOS本体のアップデートとは別に、セキュリティ対応とシステムファイルという重要なセキュリティ修正だけを受け取れる項目があります。
- 上記の自動アップデート画面でセキュリティ対応とシステムファイルをオンのままにする
この設定をオンにしておくと、iOSバージョンを上げずに緊急のセキュリティパッチだけ自動適用される運用ができます。データ通信量はごく少なく、再起動も不要なケースが多いので、特に理由がない限りはオンのままおすすめです。
アプリの自動アップデートをオフにする手順
App Store経由のアプリが勝手に更新されるのを止める設定です。
App Storeで自動アップデートをオフに
- 設定アプリを開く
- 下にスクロールしてApp Storeをタップ
- Appのアップデートのスイッチをオフにする
これで配信されたアプリ更新は通知だけ届き、自分で「アップデート」をタップするまで反映されなくなります。
モバイルデータでの自動ダウンロードを切る
データ通信量を節約したいだけなら、Wi-Fi接続中のみ自動アップデートする設定もあります。
- 設定アプリ → App Storeを開く
- モバイルデータ通信のセクションで以下をオフ
- 自動ダウンロード
- App Download(200MB超のアプリのみ確認、または常に確認)
これで4G/5G接続中はアプリの自動ダウンロードが停止し、Wi-Fi接続時のみ更新が走るようになります。月のデータ通信量に余裕がない場合に有効な妥協案です。
自動アップデートをオフにした後の運用
自動アップデートをオフにしても、必要なタイミングで手動更新は可能です。むしろこちらが推奨の運用です。
iOSを手動でアップデートする手順
- 設定アプリを開く
- 一般→ソフトウェアアップデート
- 利用可能なアップデートが表示されたらダウンロードしてインストールをタップ
- パスコードを入力
- 利用規約に同意して開始
iOSアップデートは容量が大きいので、Wi-Fi接続・電源接続中・容量に余裕があることを確認してから実行してください。配信から1〜2週間待つと初期不具合のリスクが下がります。
アプリを手動でアップデートする手順
- App Storeアプリを開く
- 画面右上のアカウントアイコン(人型アイコン)をタップ
- アカウント画面でアプリ一覧を下に引っ張って読み込みを更新
- すべてをアップデートまたは個別のアップデートボタンをタップ
更新内容(リリースノート)は各アプリの「アップデート」横で確認できるので、目を通してから更新を実行するとUIの変更などに事前に対応できます。
よくある質問
Q. 自動アップデートをオフにするとiPhoneが危険になりますか?
A. iOSの「セキュリティ対応とシステムファイル」項目をオンにしておけば、緊急の脆弱性パッチは自動適用されるので大きな問題はありません。アプリ側のセキュリティ更新は手動アップデートが必要なので、月に1度はApp Storeを開いて確認するのがおすすめです。
Q. 自動アップデートをオフにしているのに更新されることがあります
A. 充電中・Wi-Fi接続中・ロック中の条件が揃った夜中などにアップデートが走る場合があります。設定画面で「iOSアップデートをダウンロード」と「iOSアップデートをインストール」が両方オフになっているか再確認してください。
Q. iOSのアップデートをずっと放置していて大丈夫ですか?
A. 一定期間は問題ありませんが、半年〜1年単位で取り残されると一部のアプリやWebサービスが古いiOSで動作しなくなる可能性があります。バージョンアップを止めるなら、半年に1度は最新のセキュリティ対応版に揃える運用が現実的です。
Q. アプリを手動更新するとデータは消えますか?
A. 通常は消えません。アプリのデータはアプリ本体とは別にiPhone内に保存されているため、アップデート前後で引き継がれます。ただしアプリによっては大幅なアップデート時にデータ移行作業が必要な場合もあるので、アップデート前にバックアップが推奨されているアプリは公式の案内に従ってください。
Q. 自動アップデートをオフにすると通知は来ますか?
A. iOSアップデートが配信されると設定アプリのアイコンに赤いバッジが付きます。アプリのアップデートはApp Storeアプリのバッジで確認できます。プッシュ通知ではなくバッジでの通知になるので、押し付けがましさは減ります。関連する話題として「iPhoneのストレージ不足を解消する方法」も参考にしてみてください。
まとめ
iPhoneの自動アップデートをオフにするには、設定アプリで2か所の設定変更が必要です。iOSは「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「自動アップデート」内のスイッチをオフにし、アプリは「App Store」項目の「Appのアップデート」をオフにします。完全に止める場合でも「セキュリティ対応とシステムファイル」だけはオンに残しておくのが安全です。自動アップデートを止めても、必要なときに手動でチェック・更新できるので、データ通信量を節約しながら自分のペースで更新する運用にしてみてください。


