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Macのキャッシュを削除する方法 | システム・ブラウザ・アプリ別の手順

MacBookのキーボードのクローズアップ

Macの動作が重くなった、ストレージが圧迫されている、と感じた時、まず試したいのがキャッシュの削除です。macOSはユーザーフォルダ・システム・各種ブラウザ・アプリそれぞれの場所にキャッシュを溜め込みます。本記事では、それぞれの場所ごとに安全に削除できる範囲と手順をまとめます。動作が改善しない場合はMacが重い・遅いときの対処法、ストレージ不足が深刻ならMacのストレージ不足を解消する方法も併せて読むと効果的です。

目次

  1. Macのキャッシュとは
    1. キャッシュの役割
    2. キャッシュを消す前に確認したいこと
  2. ユーザーキャッシュを削除する手順
    1. Finderから手動で削除する
    2. 削除して安全なフォルダの目安
  3. システムキャッシュを削除する手順
    1. 削除手順
    2. 起動が遅くなる症状が出た時の戻し方
  4. Safariのキャッシュを削除する手順
    1. Safariの設定から削除する
    2. 開発メニューから手早く消す
  5. Chrome・Firefox・Edgeのキャッシュを削除する手順
    1. Chrome
    2. Firefox
    3. Edge
  6. アプリ別のキャッシュ削除(LINE・Slack・Spotify など)
    1. LINE
    2. Slack
    3. Spotify
  7. DNSキャッシュ・ターミナル経由の削除
    1. DNSキャッシュをクリア
    2. App Storeのキャッシュをクリア
  8. 削除を自動化したい時のおすすめ手段
    1. 標準機能(ストレージを管理)
    2. サードパーティアプリの是非
  9. まとめ

Macのキャッシュとは

キャッシュとは、一度処理した結果を一時的に保存して、次回以降の動作を速くするためのファイルです。Webページの画像、アプリの起動データ、フォント、サムネイルなど、種類は多岐にわたります。

キャッシュの役割

通常はキャッシュがあるおかげで、アプリの起動やページ読み込みが速くなります。正常に動いている時は積極的に消す必要はありません

キャッシュを消す前に確認したいこと

  • アプリが起動中ならすべて終了する(特に削除対象のブラウザ・アプリ)
  • Time Machineバックアップが直近で取れているか確認
  • ストレージの空き状況を「このMacについて」→「ストレージ」で把握

キャッシュ削除直後はアプリ起動・ページ読み込みが一時的に遅くなることがあります。症状が改善しなければ別の原因を疑います。

ユーザーキャッシュを削除する手順

最も安全に削除できるのが、ユーザーアカウント配下のキャッシュです。

Finderから手動で削除する

  1. Finderのメニューバーから「移動」→「フォルダへ移動」(または ⌘ + Shift + G
  2. ~/Library/Caches/ と入力してEnter
  3. フォルダ一覧が表示される
  4. 削除したいアプリ名のフォルダを右クリック→「ゴミ箱に入れる」
  5. 終わったらゴミ箱を空にする

削除して安全なフォルダの目安

  • ブラウザ系(com.apple.Safaricom.google.Chrome
  • メディア再生系(com.spotify.clientcom.apple.QuickTimePlayerX
  • メッセージ系(com.apple.Messagesjp.naver.line.mac

逆に削除を控えたほうがよいフォルダもあります。

  • com.apple.iconservices(再生成に時間がかかる)
  • メールアプリ(com.apple.mail)の検索インデックス系

迷ったらフォルダごと別の場所(デスクトップなど)に移動し、数日問題なければゴミ箱へ、という二段階削除が安全です。

システムキャッシュを削除する手順

/Library/Caches/ 配下にあるシステム全体のキャッシュは、削除後の影響範囲が大きいため慎重に扱う必要があります。

削除手順

  1. Finderで ⌘ + Shift + G を押し、/Library/Caches/ と入力
  2. 管理者パスワードを求められた場合は入力
  3. 不要と判断したフォルダだけを慎重に削除
  4. Macを再起動する

「全部消す」はNGです。OSのアップデート関連、フォントキャッシュ、SpotlightインデックスなどはMacの動作に直結します。

起動が遅くなる症状が出た時の戻し方

システムキャッシュを消した直後は、初回のアプリ起動・ログインが遅くなります。1〜2回再起動すれば自動で再生成されるので、しばらく様子を見ます。改善しなければTime Machineから直前の状態に戻すのが最も確実です。

Safariのキャッシュを削除する手順

Safariのキャッシュは、Safariアプリの設定から削除するのが基本です。

Safariの設定から削除する

  1. Safariを起動
  2. メニューバー「Safari」→「設定」→「プライバシー」タブ
  3. 「Webサイトデータを管理」をクリック
  4. 削除したいサイトを選び「削除」、または「すべてを削除」

履歴と一緒にCookieも消したい場合は、「履歴」メニュー→「履歴を消去」で消去する期間を選べます。「すべての履歴」を選ぶと、Cookie・キャッシュ・自動入力データもまとめて消えます。

開発メニューから手早く消す

  1. Safari設定の「詳細」タブで「メニューバーに開発メニューを表示」にチェック
  2. メニューバーに追加された「開発」をクリック
  3. 「キャッシュを空にする」を選ぶ

ログイン状態を保ったままキャッシュだけ消したい時に便利です。

Chrome・Firefox・Edgeのキャッシュを削除する手順

各ブラウザでショートカット ⌘ + Shift + Delete が有効です。

Chrome

  1. Chromeを起動し ⌘ + Shift + Delete を押す
  2. 「期間」を「全期間」に設定
  3. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  4. 「データを削除」をクリック

Cookieも消すとログインし直しが必要になります。ログイン情報を残したい場合は外しておきます。

Firefox

  1. メニュー(≡)→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」
  2. 「Cookieとサイトデータ」セクションの「データを消去」をクリック
  3. 「ウェブコンテンツのキャッシュ」にチェックを入れ「消去」

Edge

  1. Edge を起動し ⌘ + Shift + Delete
  2. 「時間の範囲」を「すべての期間」に設定
  3. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  4. 「今すぐクリア」をクリック

アプリ別のキャッシュ削除(LINE・Slack・Spotify など)

ストレージを大きく圧迫するアプリは、個別に削除手段があります。

LINE

  1. LINEを起動
  2. 「設定」(左下)→「トーク」
  3. 「データの削除」→「キャッシュデータ」にチェック
  4. 「削除」をタップ

トーク履歴本体は消えません。写真・動画も合わせて整理したい場合は、アルバムに保存してから「メディアキャッシュ」を含めて削除します。

Slack

  1. Slackメニュー→「Help」→「Reset Cache and Restart」
  2. 自動で再起動される

サインアウトせずにキャッシュだけリセットできるので、画像が表示されない・通知が遅いといった軽い不具合に有効です。

Spotify

  1. Spotifyメニュー→「Spotify」→「設定」
  2. 「ストレージ」セクションで「キャッシュを削除」
  3. ダウンロード済みのオフライン曲は別管理なので消えません

DNSキャッシュ・ターミナル経由の削除

特定のサイトに繋がらなくなった、新しいDNS設定が反映されない時はDNSキャッシュをクリアします。

DNSキャッシュをクリア

  1. 「ターミナル」アプリを起動
  2. 次のコマンドを実行(macOS Big Sur以降)
sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder
  1. 管理者パスワードを入力

Wi-Fiは繋がっているが特定サイトだけ開けない 時の切り分けに有効です。

App Storeのキャッシュをクリア

App Storeが空白になる、アプリが永遠に更新中になる時に試します。

defaults write com.apple.appstore ShowDebugMenu -bool true

を実行すると App Store のメニューに「Debug」が表示され、「Reset Application」や「Clear Cookies」が実行できます。

削除を自動化したい時のおすすめ手段

標準機能(ストレージを管理)

  1. 「このMacについて」→「ストレージ」→「管理...」
  2. 「最適化」「ゴミ箱を自動的に空にする」「不要なファイルを削減」を有効化

ユーザーキャッシュやログ、書類のクラウド退避まで自動で行ってくれます。最初に試すべき正攻法です。

サードパーティアプリの是非

CleanMyMac、OnyXなどのアプリは便利ですが、過剰削除でSafariの履歴・Keychain情報まで消す事故が一定数報告されています。導入する場合は、削除前に「除外リスト」を必ず確認し、Time Machineバックアップを取ってから実行します。

まとめ

Macのキャッシュ削除は、「ユーザーキャッシュ」が最初の選択肢です。システムキャッシュやDNSキャッシュは症状に合わせてピンポイントで実行します。

  • 動作が重い:ユーザーキャッシュ + ブラウザキャッシュから
  • ストレージ不足:標準機能「ストレージを管理」を併用
  • 特定サイトに繋がらない:DNSキャッシュをクリア
  • アプリの動作不良:該当アプリのキャッシュを個別削除

定期的に消すよりも、症状が出た時にピンポイントで実行するのがMacのキャッシュ運用のコツです。