Windowsパソコンから突然音が出なくなった場合、原因はミュート設定・音量ゼロ・出力デバイスの誤選択・サウンドドライバの破損・Windowsオーディオサービスの停止など多岐にわたります。闇雲に設定を触るより、まず症状を絞り込んでから対処する順番が最短解決のカギです。本記事ではWindows 11(24H2まで)とWindows 10の両方に対応し、完全無音・特定アプリのみ・特定出力のみといった症状別に原因と手順を丁寧に解説します。
目次
- 症状別の切り分け:原因カテゴリを絞り込む
- 音量・ミュート設定を確認する
- 既定の出力デバイスを確認・切り替える
- サウンドドライバーを確認・更新する
- Windowsサウンドのトラブルシューターを使う
- Windowsオーディオサービスを再起動する
- 特定のアプリだけ音が出ない
- HDMI・Bluetoothで音が出ない場合
- ハードウェアを切り分ける
- Windowsアップデート絡みの既知問題
- よくある質問
- まとめ:試す順序チェックリスト
症状別の切り分け:原因カテゴリを絞り込む
音が出ない原因の大きな分類
Windowsで音が出なくなる原因は、大きく6つのカテゴリに整理できます。対処を始める前にどのカテゴリに当てはまるか確認することで、無駄な手順を省けます。
- ミュート・音量:システムまたはアプリがミュート状態、あるいは音量が0になっている
- 出力デバイス設定:音を出すデバイスが正しく選択されていない
- サウンドドライバー:ドライバーが破損・未インストール・古いバージョンのまま
- Windowsオーディオサービス:音声処理を担うサービスが停止・無効になっている
- アプリ側の設定:特定のアプリの出力先・ミュート・排他モードの問題
- 物理的な故障:スピーカー・イヤホン・サウンドカード・ポートの故障
大半のケースはミュート・出力デバイス・ドライバーの3つで解決します。順番に試していきましょう。
症状 × 原因の早見表
| 症状 | 疑うべき原因 | 最初に確認する手順 |
|---|---|---|
| PC全体で完全に無音 | ミュート・出力デバイス・ドライバー・サービス停止 | タスクバーの音量アイコン → 出力デバイス → ドライバー |
| 特定のアプリだけ音が出ない | ボリュームミキサー・アプリ内設定・排他モード | ボリュームミキサー → アプリの出力先設定 |
| イヤホンを挿した時だけ無音 | 出力デバイス未切り替え・ポート故障・ドライバー | 設定のサウンドで出力デバイス確認 |
| HDMI接続モニターから音が出ない | HDMI出力デバイスが既定になっていない | 設定 → サウンドでHDMIデバイスを選択 |
| Bluetooth機器から音が出ない | 接続プロファイル・既定デバイス・ペアリング | BTデバイスを既定の出力に設定 |
| アップデート後から無音 | ドライバー上書き・設定リセット | デバイスマネージャーでドライバー状態確認 |
音量・ミュート設定を確認する
タスクバーの音量アイコンを確認
最も見落としやすいのがシステム全体のミュートです。タスクバー右端(通知領域)のスピーカーアイコンに×マークや斜線が入っていれば、ミュート状態です。
- スピーカーアイコンを右クリック → 「音量ミキサーを開く」(Windows 11)または左クリックで音量スライダーを表示(Windows 10)
- スライダーが0になっていないか、ミュートボタン(スピーカーアイコン)が押されていないか確認する
- ミュート解除はスピーカーアイコンをクリック、音量は50以上に上げて音を確認する
Windows 11ではクイック設定パネル(タスクバー右端のWi-Fi・バッテリーアイコンをクリック)にも音量スライダーがあり、こちらでも確認できます。
物理キーボードのミュートキーを確認
ノートPCやメディアキー付きキーボードには、ハードウェアレベルのミュートボタンがあります。スピーカーに×が入ったアイコンのキーを誤って押していないか確認してください。ミュートが有効の場合、Windowsの設定を変えても音は出ません。
特にFnキーとの組み合わせでミュートになる機種では、一度Fn+ミュートキーを押してから再度確認するとよいでしょう。
アプリ別ボリュームミキサーを確認
Windowsはアプリごとに音量を個別制御できます。特定のアプリだけ音が出ない場合はボリュームミキサーを確認します。
- スピーカーアイコンを右クリック → 「音量ミキサーを開く」
- 一覧に音が出ないアプリが表示されているか確認する(表示されていない場合はアプリが音声出力を使っていない可能性)
- 対象アプリのスライダーが0またはミュートになっていれば、音量を上げてミュートを解除する
Windows 11では設定 → システム → サウンド → ボリュームミキサーからも同じ設定に辿り着けます。
既定の出力デバイスを確認・切り替える
設定→サウンドで既定デバイスを選択
Windowsが音を出力するデバイスが正しく選ばれていないと、音量がゼロでなくても音は聞こえません。特にイヤホンの抜き差し後やBluetooth機器の接続後に起こりやすい問題です。
Windows 11の手順:
- 設定(Windows + I)を開く
- システム → サウンドを選択する
- 「出力」セクションに現在使用中のデバイスが表示される。正しいデバイスが選択されているか確認する
- 一覧をクリックして正しいデバイスに切り替え、「既定のデバイスとして設定」をオンにする
Windows 10の手順:
- スピーカーアイコンを右クリック → 「サウンドの設定を開く」
- 「出力デバイスを選択してください」のドロップダウンから正しいデバイスを選択する
- さらに詳細な設定は「サウンドの詳細オプション」から確認できる
複数出力先が混在している場合
モニタースピーカー・内蔵スピーカー・HDMI出力・外付けDAC・Bluetooth機器など複数のデバイスが接続されていると、Windowsが意図しないデバイスを既定に選んでしまうことがあります。
設定のサウンド画面で表示されているすべてのデバイスを確認し、使いたいデバイス1つだけを「既定」に設定してください。不要なデバイスは「無効」にしておくと誤認識を防げます。
デバイスを無効にする手順(Windows 10 / 11共通):スピーカーアイコンを右クリック → 「サウンド」(コントロールパネルのサウンド)→「再生」タブ → 不要なデバイスを右クリック → 「無効にする」
BluetoothイヤホンとスピーカーのHS/HS切り替え問題
BluetoothデバイスはWindows側で「ステレオ(高音質)」と「ハンズフリー(マイク付き)」の2つのデバイスとして登録されることがあります。ハンズフリー側が既定になると音質が低下したり無音になったりします。
設定のサウンドで確認し、「ステレオ」または「A2DP」と書かれたデバイスを既定に設定してください。
サウンドドライバーを確認・更新する
デバイスマネージャーでドライバ状態を確認
ドライバーに問題がある場合、デバイスマネージャーにエラーマーク(黄色の「!」)が表示されます。
- Windows + Xを押して「デバイスマネージャー」を選択する(または検索バーに「デバイスマネージャー」と入力)
- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開する
- Realtek High Definition Audio、Intel Smart Sound Technologyなどのサウンドデバイスを確認する
- 黄色の「!」マークがある場合、ドライバーに問題が生じている
デバイス自体が表示されていない場合は、「表示」メニューから「非表示のデバイスの表示」をオンにして再度確認してください。
ドライバーを更新する手順
デバイスマネージャーから更新する方法と、メーカーサイトから手動でダウンロードする方法があります。
デバイスマネージャーから更新(Windows Update経由):
- サウンドデバイスを右クリック → 「ドライバーの更新」
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択する
- 更新が見つかれば自動でインストールされる。見つからなければ次の手順を試す
メーカーサイトから手動ダウンロード(推奨):
- Realtekチップ搭載の場合:PCメーカー(Dell・HP・Lenovo・ASUSなど)のサポートページにアクセスし、機種名とOSを指定してオーディオドライバーをダウンロードする
- IntelのHDオーディオ:Intelのサポートサイトから最新ドライバーを取得できる
ダウンロードしたインストーラーを実行後、PCを再起動してから音が出るか確認します。
ドライバーをアンインストールして再インストール
ドライバーが破損している場合、更新よりいったんアンインストールして再インストールする方が効果的です。
- デバイスマネージャーでサウンドデバイスを右クリック → 「デバイスのアンインストール」
- 「このデバイスのドライバーを削除しようとしています」のチェックボックスが表示された場合はチェックを入れる
- 「アンインストール」をクリックしてPCを再起動する
- 再起動後、Windowsが自動的にドライバーを再インストールする。自動インストールされない場合はデバイスマネージャーの「操作」→ 「ハードウェア変更のスキャン」をクリックする
自動インストールされたドライバーが最新でない場合は、前の手順でメーカーサイトから手動ダウンロードしたものを上書きインストールしてください。
Windowsサウンドのトラブルシューターを使う
Windows 11での起動手順
Windowsには音の問題を自動診断・修正するトラブルシューターが内蔵されています。ドライバーや設定の簡単な問題であれば自動修正してくれるため、一度試す価値があります。
- 設定(Windows + I)を開く
- システム → トラブルシューティング → その他のトラブルシューティングを選択する
- 一覧から「オーディオの再生」を見つけて「実行」をクリックする
- 診断が完了するまで待ち、表示される指示に従う
Windows 10での起動手順
- 設定 → 更新とセキュリティ → トラブルシューティングを開く
- 「追加のトラブルシューティング」をクリックする
- 「オーディオの再生」を選択して「トラブルシューティングツールの実行」をクリックする
あるいはスピーカーアイコンを右クリック → 「サウンドの問題のトラブルシューティング」からも起動できます。こちらの方が素早く起動できます。
トラブルシューターの結果を読み取る
トラブルシューターが「問題が見つかりましたが、修正できませんでした」と返した場合、表示されるエラーメッセージを確認します。よくある結果と次のアクションは以下の通りです。
| トラブルシューターの結果 | 次に試す手順 |
|---|---|
| オーディオサービスが実行されていない | Windows Audioサービスを手動で再起動(次の章を参照) |
| オーディオデバイスが見つからない | ドライバーの再インストール・デバイスマネージャーを確認 |
| 既定のデバイスが設定されていない | 設定→サウンドで出力デバイスを選択 |
| 問題は検出されませんでした(でも音が出ない) | サービス再起動 → ドライバー再インストール → ハードウェア確認 |
Windowsオーディオサービスを再起動する
services.mscを開く
Windowsの音声機能はWindows AudioとWindows Audio Endpoint Builderという2つのサービスで動いています。これらが停止・クラッシュすると音が出なくなります。サービスを直接操作するにはservices.mscを使います。
- Windows + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開く
- services.mscと入力してOKをクリックする
- サービスの一覧が表示される
Windows AudioとEndpoint Builderを再起動
- サービス一覧で「Windows Audio」を探す(アルファベット順に並んでいる)
- 右クリック → 「再起動」をクリックする。再起動できない場合は「開始」をクリックする
- 同様に「Windows Audio Endpoint Builder」を探して再起動する
- 再起動後、音が出るか確認する
再起動の順序はWindows Audio Endpoint Builder → Windows Audioの順で行うと依存関係の問題を避けられます。
サービスが「無効」になっている場合の対処
サービスのスタートアップの種類が「無効」になっている場合、再起動してもすぐに停止してしまいます。
- サービスをダブルクリックしてプロパティを開く
- 「スタートアップの種類」を「自動」に変更する
- 「開始」をクリックしてサービスを起動する
- 「OK」で保存してPCを再起動する
なお、Windows Audioが依存しているサービス(Remote Procedure Call など)が停止している場合も連鎖して音が出なくなることがあります。同様にサービス一覧で確認してください。
特定のアプリだけ音が出ない
ボリュームミキサーでアプリの音量を確認
Chrome・Zoom・ゲームなど特定のアプリだけ音が出ない場合、そのアプリのボリュームがミュートになっている可能性があります。
- スピーカーアイコンを右クリック → 「音量ミキサーを開く」
- 問題のアプリが一覧に表示されているか確認する(アプリが起動・再生中でないと表示されない)
- アプリのスライダーが0またはミュートになっていれば修正する
Windows 11では設定 → システム → サウンド → ボリュームミキサーからも操作できます。こちらではアプリごとに出力デバイスを個別に割り当てることも可能です。
アプリ内のサウンド設定を確認
アプリ自体にサウンド設定が内蔵されている場合があります。
- Zoom:設定 → オーディオ → スピーカーの出力デバイスを確認。「コンピューターオーディオのテスト」で動作確認できる
- Google Chrome:サイトがミュートになっていないか、アドレスバー左の鍵アイコン → サイトの設定 → 音声を確認する
- Steam(ゲーム):ゲーム内の音量設定とSteamのオーバーレイ設定を確認する
- Discord:ユーザー設定 → 音声・ビデオ → 出力デバイスを確認する
排他モードによる競合を解消する
排他モードが有効になっているアプリは、オーディオデバイスを占有して他のアプリの音をブロックすることがあります。特にDAW(デジタルオーディオワークステーション)や一部のゲームで起こりやすい問題です。
- スピーカーアイコンを右クリック → 「サウンド」(コントロールパネルのサウンド)を開く
- 「再生」タブで使用中のデバイスをダブルクリックしてプロパティを開く
- 「詳細」タブを選択する
- 「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」のチェックを外す
- 「OK」で保存する
HDMI・Bluetoothで音が出ない場合
HDMI接続時の出力デバイス切り替え
HDMIでモニターやテレビに接続した際、Windowsが自動的にHDMI出力を既定デバイスに切り替えるはずですが、正しく切り替わらないことがあります。
- スピーカーアイコンを右クリック → 「サウンド」(コントロールパネルのサウンド)を開く
- 「再生」タブでHDMIまたはDisplayPort出力(モニター名やTV名が表示されることもある)を確認する
- 表示されていない場合はタブ内で右クリック → 「無効なデバイスの表示」と「接続されていないデバイスの表示」をオンにして再確認する
- 対象デバイスを右クリック → 「既定のデバイスとして設定」を選択する
HDMI出力が表示されない場合、グラフィックスドライバー(NVIDIA・AMD・Intel)にオーディオコンポーネントが含まれていないことがあります。グラフィックスドライバーを最新版に更新してみてください。
Bluetoothイヤホン・スピーカーの再ペアリング
Bluetoothデバイスは接続が不安定になると音が途切れたり出なくなったりします。
- 設定 → Bluetoothとデバイス(Windows 11)または設定 → デバイス → Bluetoothとその他のデバイス(Windows 10)を開く
- 問題のデバイスを選択して「デバイスの削除」をクリックする
- Bluetoothデバイス本体をペアリングモードに戻す
- 「デバイスの追加」から再ペアリングする
- ペアリング後、設定のサウンドで既定の出力デバイスに設定する
BluetoothのA2DP/HFPプロファイル切り替え問題
Bluetooth機器がマイク内蔵の場合、WindowsはA2DP(高音質ステレオ再生)とHFP(ハンズフリー通話用、音質低下)の2つのプロファイルを使い分けます。マイクを使うアプリを起動するとHFPに切り替わり、音質が下がったり無音になったりすることがあります。
この問題への対処法:
- ボリュームミキサーまたは設定のサウンドでステレオ側のデバイスを既定の出力に指定する
- Zoomなどでマイクデバイスをイヤホン内蔵マイクからPC内蔵マイクに変更するとHFPへの切り替えを防げる
- Windows 11 24H2ではBluetooth LE Audio対応機器を使うことでこの問題を回避しやすくなった
ハードウェアを切り分ける
別のイヤホン・スピーカーで試す
ここまでの手順で解決しない場合、問題がハードウェア側にある可能性を検証します。まず最もシンプルな切り分けとして、手元にある別のイヤホンやスピーカーをPCに接続してみてください。
- 別のデバイスで音が出る → 元のイヤホン・スピーカーの故障。機器を交換する
- 別のデバイスでも音が出ない → PCのオーディオ出力ポートまたはサウンドカードの問題
3.5mmジャック使用の場合、ポート内のホコリや異物が接触不良を起こすことがあります。エアダスターで清掃してから再度試してみてください。
別のPCで音が出るか確認する
使用中のイヤホン・スピーカーを別のPCやスマートフォンに接続して音が出るか確認します。
- 別のデバイスでも音が出ない → イヤホン・スピーカー本体の故障
- 別のデバイスでは音が出る → PCのサウンドカード・オーディオポート・ドライバーの問題。サービスや修理が必要な可能性がある
内蔵スピーカー搭載のノートPCで、内蔵スピーカーもイヤホンも両方無音の場合はサウンドカード(オーディオコントローラー)そのものの故障またはマザーボードの問題が考えられます。メーカーのサポートに問い合わせることを検討してください。
Windowsアップデート絡みの既知問題
アップデート後に無音になった場合
Windowsのメジャーアップデート(Feature Update)や月次の品質更新(Quality Update)後に音が出なくなる事例は定期的に報告されています。主な原因はアップデートによるサウンドドライバーの上書きや設定のリセットです。
まず以下を確認します:
- 設定のサウンドで出力デバイスの設定がリセットされていないか
- デバイスマネージャーでサウンドデバイスにエラーマークがついていないか
- WindowsUpdateの履歴で最近インストールされたドライバー更新がないか
ドライバーを以前のバージョンに戻す
アップデートによってインストールされたドライバーが問題の原因の場合、以前のバージョンにロールバックできます。
- デバイスマネージャーでサウンドデバイスを右クリック → 「プロパティ」
- 「ドライバー」タブを選択する
- 「ドライバーを元に戻す」ボタンが有効になっていれば(グレーアウトしていなければ)クリックする
- ロールバックの理由を選択して「はい」をクリックする
- PCを再起動して音が出るか確認する
「ドライバーを元に戻す」がグレーアウトしている場合、以前のバージョンが保存されていません。その場合はメーカーサイトから旧バージョンのドライバーを手動でダウンロードしてインストールしてください。
また、Windows Updateの設定でドライバーの自動更新を一時的に停止する方法として、グループポリシーエディター(gpedit.msc)でコンピューターの構成 → 管理用テンプレート → Windows コンポーネント → Windows Updateから「Windows Updateにドライバーが含まれないようにする」を設定する方法があります(Windows 10 Pro・Windows 11 Pro以上)。
よくある質問
再起動したら直った——また同じ症状が出たら?
再起動で一時的に解決したが繰り返す場合、Windows Audioサービスのクラッシュや、特定のアプリによるデバイスの占有が疑われます。イベントビューアー(eventvwr.msc)でシステムログを確認し、「Windows Audio」関連のエラーが記録されていないか調べてみてください。根本的にはドライバーの再インストールで解決するケースが多いです。
Realtekオーディオが消えた時の対処
デバイスマネージャーからRealtekのデバイスが丸ごと消えてしまった場合、BIOSでオンボードオーディオが無効になっているか、ドライバーのアンインストール後に再インストールされていない可能性があります。まずPCを再起動し、デバイスマネージャーの「操作 → ハードウェア変更のスキャン」を試してください。それでも表示されない場合は、Realtekの公式サイトまたはPCメーカーのサポートページからドライバーをダウンロードしてインストールします。
イヤホン挿しても内蔵スピーカーから音が出る
3.5mmジャックにイヤホンを差し込んでも内蔵スピーカーから音が出続ける場合、ジャックの検出機能が正しく動作していない可能性があります。Realtekオーディオのコントロールパネル(タスクバーの通知領域またはコントロールパネルから起動)を開き、ジャック情報のセクションで「ヘッドフォン」として認識されているか確認してください。認識されていない場合はドライバーの再インストールを試みてください。
Zoomの音だけ出ない
Zoomのみ無音の場合、Zoom内の出力デバイス設定とWindowsのボリュームミキサーでのミュートを確認します。Zoomの設定 → オーディオで出力デバイスが「既定のスピーカー」以外に設定されていると、Windowsの既定デバイスを変更しても反映されません。また、Zoomの「元のサウンドを有効にする」設定によって他のオーディオ設定と競合することがあります。
BIOSでオーディオが無効になっている?
BIOSでオンボードオーディオが無効になっているケースは稀ですが、自作PCや設定を変更した場合に起こりえます。PCの電源投入直後にF2・Del・F10などのキーを押してBIOS/UEFI設定画面に入り、「Advanced」や「Integrated Peripherals」セクションで「HD Audio Controller」や「Onboard Audio」がEnabledになっているか確認してください。無効になっている場合はEnabledに変更して保存・再起動します。
まとめ:試す順序チェックリスト
Windowsで音が出ない場合は、以下の順番で試すと最短で解決できます。
- ミュート・音量を確認:タスクバーのスピーカーアイコン、物理ミュートキー、ボリュームミキサー
- 出力デバイスを確認:設定 → サウンドで正しいデバイスが既定になっているか確認・切り替える
- トラブルシューターを実行:設定またはスピーカーアイコン右クリックから「オーディオの再生」トラブルシューターを起動する
- Windowsオーディオサービスを再起動:services.mscでWindows AudioとWindows Audio Endpoint Builderを再起動する
- ドライバーを更新・再インストール:デバイスマネージャーでサウンドデバイスのドライバーをアンインストールして再インストール、またはメーカーサイトから最新版を取得する
- 特定アプリ問題の場合:ボリュームミキサー・アプリ内設定・排他モードを確認する
- HDMI・Bluetoothの場合:出力デバイスの選択・再ペアリング・プロファイル切り替えを確認する
- ハードウェアを切り分け:別のイヤホン・別のPCで動作確認する
ほとんどの場合はステップ1〜3までで解決します。アップデート後に突然発生した場合はドライバーのロールバック(ステップ5の派生)が有効です。上記のすべてを試しても解決しない場合は、サウンドカードや内蔵オーディオコントローラーの物理的な故障が考えられるため、メーカーサポートへの相談を検討してください。
Windows全般のトラブル対処は Windowsのトラブル対処法まとめ | 症状別に解説 もあわせてご覧ください。


