クラウドストレージ(オンラインストレージ)は、オンライン上にデータを保管するための便利なツールです。
クラウドストレージにアップロードされたファイルは、複数のPC/スマホ/タブレット上から簡単に利用可能。ファイルの自動バックアップ、複数端末でのフォルダ/ファイルの同期、他のユーザーへのファイル共有や共同編集などの際にも役立ちます。
無料プランでも十分に使用可能ですが、より多くの容量や高度の機能が必要になった場合などは有料プランへのアップグレードも簡単です。
本記事では、クラウドストレージの使用方法やヒント、無料で使用可能なおすすめクラウドストレージなどをご紹介します。クラウドストレージを上手に使用し、データ管理を効率化しましょう。
目次
- クラウドストレージのメリット
- クラウドストレージに関する統計
- クラウドストレージの使い方
- クラウドストレージを使用するヒント
- 無料で使えるおすすめクラウドストレージ
- 複数のクラウドストレージを一元管理する
- 最後に
クラウドストレージのメリット
クラウドストレージを使用するメリットをご紹介します。
- データの安全性とバックアップ:
クラウドストレージは、データを複数のサーバーに分散保存するため、データの安全性と可用性を確保できます。また、定期的なバックアップを行うことで、データの損失を防ぐことができます。 - データへの簡単なアクセス:
クラウドストレージを使用すると、インターネットに接続されているどのデバイス(PC/スマホ/タブレットなど)からでもデータにアクセスできます。データをいつでもどこでも利用できるため、作業の効率が向上します。 - 共有とコラボレーション:
クラウドストレージを使用すると、簡単に他のユーザーとデータを共有することができます。クラウドストレージによっては、1つのファイルを複数人で同時に編集することも可能。共有フォルダやリンクを作成することで、プロジェクトの共同作業やファイルの共有がスムーズに行えます。 - バージョン履歴:
クラウドストレージによっては、ファイルの編集履歴が保存されるものもあります。誤って編集してしまった場合など、以前の状態に簡単に戻すことができます。 - 削除したファイルの復元:
ほとんどのクラウドストレージでは、削除したファイルはごみ箱内にキープされます。誤って削除したファイルを簡単に復元することができます。ごみ箱内のファイルは一定期間が経過すると削除され、それ以後は復元できない場合が多いのでご注意ください。 - 無料でも使える:
容量に制限はあるものの、ほとんどのクラウドストレージには無料プランが用意されています。複数のクラウドストレージを使い分ければ、無料でも十分にその効果を活用することができます。 - 容量の拡張性:
クラウドストレージは、必要に応じて容量を拡張することができます。データの量が増えても、ストレージの容量の心配をする必要はありません。
クラウドストレージに関する統計
クラウドストレージの利用は急速に拡大しており、現在では多くの人が気軽に利用できるようになりました。クラウドストレージについては、以下のようなデータがあります。
- クラウドストレージの市場規模は2032年までに約6,650億ドルに達すると予測されています。
- 企業の85%が、クラウドストレージを少なくとも1つ利用しています。
- クラウドストレージの使用率は毎年10%以上増加しています。
- ユーザーがクラウドストレージを使用する主な理由は、データのバックアップ(45%)、データの共有(30%)、データのアクセス(25%)です。
これらのデータからもわかるように、クラウドストレージの利用は年々重要性を増しています。
クラウドストレージの使い方
一般的に、クラウドストレージを使用する方法は以下のような流れとなります。
- アカウント作成:
各クラウドストレージのWebサイトやアプリ上から、アカウントを作成します。
以後は、作成したアカウントを使用してログイン/サインインすることで、複数の端末から同一ストレージにアクセスすることができるようになります。 - 専用アプリのインストール:
ほとんどのクラウドストレージはWebブラウザ上で使用可能ですが、各OS用の専用アプリが配布されている場合があります。ご使用中の端末で利用可能であればインストールします。
専用アプリをインストールすることで、より簡単にクラウドストレージを使用することができるようになります。 - ファイルのアップロードとダウンロード:
アカウント作成後、クラウドストレージに保存したいファイルをアップロードします。
アップロードされたファイルは、他の端末上からもダウンロードすることができるようになります。 - 自動バックアップ・同期:
特定のフォルダやファイルのバックアップを設定すれば、指定したフォルダ/ファイルに変更があると、自動でクラウドストレージにアップロードされます。また、フォルダやファイルの同期を設定しておけば、いずれかの端末でファイルが変更・追加・削除されると、他の端末にもすぐに同じ内容が反映されます。ファイルを編集した場合等に毎回手動でアップロードする手間を省くことができます。 - 他のユーザーとの共有:
必要に応じて、特定のフォルダ/ファイルを他のユーザーと共有することもできます。他のユーザーとのファイルのやりとりが簡単になり便利です。 - 上位プランへのアップグレード:
クラウドストレージは無料プランでも十分に使用可能ですが、より高機能な有料プランも用意されています。容量が少なくなった場合やより高度な機能を使用したい場合、簡単に有料プランにアップグレードすることができます。
クラウドストレージを使用するヒント
クラウドストレージを効果的に使用するためには、データをどのように管理するか計画を立てることが重要です。以下のような点に注意し、より効果的にクラウドストレージを使用しましょう。
- データの整理と分類:
クラウドストレージに保存するデータを整理し、カテゴリやフォルダで分類することで、データの検索と管理を容易にすることができます。 - データの命名規則:
ファイルやフォルダの命名規則を定めることで、データの特定や整理がスムーズになります。一貫した命名規則を使用することで、他のユーザーとの共同作業も円滑になります。 - 定期的なバックアップ:
クラウドストレージを使用する場合でも、定期的なバックアップは必要です。データの損失を防ぐために、定期的なバックアップスケジュールを設定し、重要なデータを保護しましょう。 - ファイル容量:
クラウドストレージごとに、アップロード可能なファイルの最大容量が設定されています。例えば、Boxの無料プランでは、1ファイルの最大容量は250MBです。250MBを超えるファイルはアップロードできません。ファイル容量にも注意して、使用するクラウドストレージを選択してください。 - 共有とコラボレーションの活用:
クラウドストレージを使用して他のユーザーとファイルを共有し、コラボレーションを促進しましょう。共有フォルダやリンクを使用することで、プロジェクトの進行やファイルの編集が円滑に行えます。 - アクセス権限の管理:
データのセキュリティを確保するために、適切なアクセス権限を設定することが重要です。重要なデータには制限をかけ、必要なユーザーだけがアクセスできるようにしましょう。 - セキュリティの強化:
クラウドストレージのセキュリティ機能を活用し、データの安全性を確保しましょう。強力なパスワードの使用や二要素認証の設定など、セキュリティ対策を徹底しましょう。 - クラウドストレージの使い分け:
無料のクラウドストレージではストレージ容量に制限があります。用途によって複数のクラウドストレージを使い分けることもおすすめです。
これらのポイントに注意することで、クラウドストレージの効率的な使用が可能になります。
無料で使えるおすすめクラウドストレージ
クラウドストレージを利用する際には、信頼性の高いクラウドストレージプロバイダーを選択することが重要です。容量などの制限、機能、有料プランの内容などについてもチェックし、最適なクラウドストレージを選択してください。
以下では、無料で使用可能なおすすめクラウドストレージをご紹介します。
Google Drive(グーグル ドライブ)
https://www.google.com/intl/ja/drive
Googleが提供するクラウドストレージ。Googleアカウントを作成すると、Gmail、Googleフォト、Googleカレンダーなどと共に、Googleドライブも使用可能となります。
最大ストレージ容量は、無料プランでも15GB(Googleドライブだけでなく、Gmail など他のGoogleのサービスの使用量との合計となります)。大容量だけでなく、企業としての信頼性の高さや連携可能な他社サービスが多いのも魅力です。
無料プランの概要
ストレージ容量 | 15GB Gmail等、他のサービスの使用量も含む |
アップロード可能な1ファイルの容量 | 5TB |
バージョン履歴 | 30日間または100件 |
削除したファイルの復元 | 30日(ごみ箱内) |
有料プラン
Google ドライブのストレージ容量は、「Google One」または「Google Workspace」の有料プランに申し込むことで増やすことができます。
「Google One」のプランは以下の3種。
- ベーシック
月額:250円 / ストレージ容量:100GB - プレミアム
月額:1,300円 / ストレージ容量:2TB - AI プレミアム
月額:2,900円 / ストレージ容量:2TB
Google の AIの有料版「Gemini Advanced」を使用可能
「Google One」についての詳細は、以下のページをご覧ください。
「Google Workspace」の有料プランは以下の4種。
- Business Starter
1ユーザー月額680円 / ストレージ容量:30GB - Business Standard
1ユーザー月額1,360円 / ストレージ容量:2TB - Business Plus
1ユーザー月額2,040円 / ストレージ容量:5GB - Enterprise
料金:要問い合わせ / ストレージ容量:5GB
「Google Workspace」の有料プランについての詳細は、以下のページをご覧ください。
Dropbox(ドロップボックス)
無料プラン「Dropbox Basic」のストレージ容量は2GBと少なめですが、友達を紹介すると、友達1人につき500MB、最大16GBまで無料でストレージ容量を増やすことができます。
無料プランでは、ログイン可能な端末数が3台に制限されているので、多数の端末を使用されている場合は注意してください。
無料プラン「Dropbox Basic」の概要
ストレージ容量 | 2GB 友達紹介によって1人につき500MB、最大16GBまで容量を増やすことが可能 |
アップロード可能な1ファイルの容量 | デスクトップアプリ/モバイルアプリ:2TB Webブラウザ:350GB |
バージョン履歴 | 30日 |
削除したファイルの復元 | 30日(ごみ箱内) |
その他の制限 | ログイン可能な端末数:3台 |
Dropbox 有料プラン
Dropboxの有料プランは、ストレージ容量が増えるほか、削除したファイルの復元可能な日数も増えます。
個人向け1ユーザーの有料プランは以下の2種。
- Plus
月額:1,500円 / ストレージ容量:2TB - Essentials
月額:2,400円 / ストレージ容量:3TB
ビジネス向けプランでは、3ユーザー以上から申し込み可能です。
- Business
月額:1ユーザー1,800円 / ストレージ容量:チーム全体9TB〜 - Business Plus
月額:1ユーザー2,880円 / ストレージ容量:チーム全体15TB〜
Dropboxの有料プランについての詳細は、以下のページをご覧ください。
Box(ボックス)
Dropboxと並ぶ老舗のクラウドストレージサービス。Dropboxより後発なイメージもありましたが、Dropboxよりも2年早い2005年に設立されています。
個人向けの無料プランは10GBの大容量ではありますが、アップロード可能なファイルサイズの上限が250MBと少なめ。250MBを超えるファイルはアップロードできません。バージョン履歴も1つ前までと他のクラウドサービスに比べると少なくなっています。これらの制限が気になる場合、Boxの有料プランや他のクラウドストレージを使用しましょう。
なお、Boxの法人向けプランはストレージ容量無制限。セキュリティやユーザー管理機能などに強く、日本でも多くの大企業で採用されています。
無料プラン「Box Individual」の概要
ストレージ容量 | 10GB |
アップロード可能な1ファイルの容量 | 250MB |
バージョン履歴 | 1件 |
削除したファイルの復元 | 30日(ごみ箱内) |
Box 有料プラン
Boxの有料プランに申し込むと、ストレージ容量だけでなく、無料プランでネックとなっていたアップロード可能な1ファイルの容量やバージョン履歴の件数も増やすことができます。
個人向け(シングルユーザー)有料プランは以下。
- Personal Pro
月額:1,390.40円 / ストレージ容量:100GB
アップロード可能な1ファイルの容量:5GB
バージョン履歴:10件
チーム/法人向けのプランは以下。3ユーザー以上から申し込むことができます。
- Business Starter
月額:1ユーザー1,390.40円 / ストレージ容量:100GB
アップロード可能な1ファイルの容量:2GB
バージョン履歴:25件 - Business
月額:1ユーザー1,881円 / ストレージ容量:無制限
アップロード可能な1ファイルの容量:5GB
バージョン履歴:50件 - Business Plus
月額:1ユーザー3,135円 / ストレージ容量:無制限
アップロード可能な1ファイルの容量:15GB
バージョン履歴:50件 - Enterprise
月額:1ユーザー4,620円 / ストレージ容量:無制限
アップロード可能な1ファイルの容量:50GB
バージョン履歴:100件 - Enterprise Plus
月額:1ユーザー6,600円 / ストレージ容量:無制限
アップロード可能な1ファイルの容量:150GB
バージョン履歴:無制限
Boxの有料プランについての詳細は、以下のページをご覧ください。
OneDrive(ワンドライブ)
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/free-online-cloud-storage
Microsoft アカウントを作成すると使用可能となるクラウドストレージ。
ストレージ容量は、Microsoft 365 の有料プランに加入することでも増やすことができます。
Word, Excel, PowerPoint, Outlookなど、Microsoft 365製品をよく使用される場合、これらのアプリとの連携がしやすく便利です。
無料プランの概要
ストレージ容量 | 5GB |
アップロード可能な1ファイルの容量 | 250GB |
バージョン履歴 | 25件 |
削除したファイルの復元 | 30日(ごみ箱内) |
OneDrive 有料プラン
有料プラン「Microsoft 365」に加入すると、OneDriveの容量を増やすことができます。プランによって、Outlook、Word、Excel、PowerPoint などのアプリも使用可能となります。
個人向けプランは、以下の3種が用意されています。
- Microsoft 365 Basic
年額:2,440円 / ストレージ容量:100GB / 1ユーザー
Outlookの有料版を使用可能 - Microsoft 365 Personal
年額:14,900円 / ストレージ容量:1TB / 1ユーザー
Outlook、Word、Excel、PowerPoint などを使用可能 - Microsoft 365 Family
年額:21,000円 / ストレージ容量:1ユーザー1TB / 最大6ユーザー
Outlook、Word、Excel、PowerPoint などを使用可能
一般法人向けプランでは、Microsoft 365 Business Basic、Microsoft 365 Business Standard以外に、OneDriveのみの「OneDrive for Business」も用意されています。
- OneDrive for Business
月額:749円 / ストレージ容量 1TB
Microsoft 365 の有料プランについての詳細は、以下のページをご覧ください。
iCloud Drive(アイクラウド ドライブ)
https://www.icloud.com/iclouddrive
Apple社が提供するクラウドストレージ。iCloudアカウントを作成すると5GBの無料ストレージが使用可能となります。ストレージ容量は、写真、メール、バックアップなど、iCloudの他のサービスの使用でも消費されます。
無料プランの概要
ストレージ容量 | 5GB |
アップロード可能な1ファイルの容量 | 50GB |
バージョン履歴 | なし |
削除したファイルの復元 | 30日 |
iCloud Drive 有料プラン
iCloudの有料プラン「iCloud+」に申し込むとiCloud Driveのストレージ容量を増やすことができます。
有料プランは以下の5種。「ファミリー共有」によって、最大5人の家族とストレージ容量を共有することができます。
月額:130円 / ストレージ容量:50GB
月額:400円 / ストレージ容量:200GB
月額:1,300円 / ストレージ容量:2TB
月額:3,900円 / ストレージ容量:6TB
月額:7,900円 / ストレージ容量:12TB
有料プラン「iCloud+」についての詳細は、以下のページをご覧ください。
MEGA(メガ)
エンドツーエンド暗号化を採用したセキュアなクラウドストレージ。運営元 Mega Limited の本社はニュージーランド。2013年にリリースされました。
無料プランでも20GBの大容量が魅力ですが、各プラン、ストレージ容量とは別に「転送制限」が設けられています。
「転送制限」は、MEGAからファイルをダウンロードまたはストリーミングする際のデータ使用量に対する制限となります。一定期間内にMEGAからダウンロードしたファイルの総量が一定の容量を超えると、MEGAからファイルをダウンロードすることができなくなります。転送制限が解除されるまで待つか、有料プランに申し込むことで、ダウンロードを再開することができます。
公式サイトでは、無料プランに関する転送制限の明確な容量の記載は見つけられませんでしたが、インターネット上で検索すると1日に5GBまでとの記載を目にしました。この転送制限を回避する方法に関する記事も多数公開されていましたので、興味のある方は探してみてください。
MEGAにはバージョン履歴の機能もありますが、無料プランでは過去のバージョンの閲覧のみが可能。ダウンロードはできません。過去のバージョンのダウンロードが必要な場合、有料プランへの加入が必要となります。
無料プランでは、3ヶ月ログインしなかった場合はアカウントが削除されますのでご注意ください。
無料プランの概要
ストレージ容量 | 20GB |
アップロード可能な1ファイルの容量 | 無制限 |
バージョン履歴 | 100件 無料プランでは過去ファイルの閲覧のみ可能(ダウンロード不可) |
削除したファイルの復元 | 7日から30日の間で設定可能(ごみ箱内) |
その他の制限 | 3ヶ月ログインしなかった場合、アカウント削除 |
MEGAの有料プラン
MEGAの有料プランでは、ストレージ容量と転送制限の容量が大幅にアップします。
MEGAが提供するVPNが使用可能になり、チャット/ビデオ通話の時間・参加人数の制限もなくなります。
個人向けのProプランは以下の4種。1ユーザーの価格です。Pro Flexi プランでは、ストレージ容量と転送制限の容量を自由に設定することができます。
- Pro I
月額:1,627円 / ストレージ容量:2TB / 転送制限:2TB / - Pro II
月額:3,256円 / ストレージ容量:8TB / 転送制限:8TB - Pro III
月額:3,256円 / ストレージ容量:16TB / 転送制限:16TB - Pro Flexi
月額:2,443円〜 / ストレージ容量:3TB〜 / 転送制限:3TB〜
ストレージ容量、転送制限の容量を自由に設定可能です。
その他、以下のようなプランも用意されています。
- MEGA VPN
MEGAのVPNのみを使用できる有料プラン。月額:161円。 - ビジネス
月額:2,443円〜。3ユーザー〜、ストレージ容量/転送制限 3TB〜のプラン。
ユーザー数、ストレージ容量、転送制限を自由に設定可能です。
MEGAの有料プランについての詳細は、以下のページをご覧ください。
Proton Drive(プロトン ドライブ)
エンドツーエンドの暗号化を採用したフリーメール「Proton Mail(プロトンメール)」で有名な、スイス Proton AG が提供するセキュアなクラウドストレージ。ごみ箱に入れたファイルは、自分で削除を実行するまで無期限で残ります。プライバシーや安全性を重要視する場合、ぜひ使ってみてください。
Proton アカウントを作成すると5GBの無料ストレージが使用可能となります。Proton Drive 以外にも、セキュアなメール、VPN、パスワード管理、カレンダーの無料プランも使えるようになるので、興味のある方はぜひ試してみてください。
なお、Proton のWebサイトは英語ですが、Webアプリ/各OS専用アプリは日本語化されています。
Proton Mail(プロトンメール)の概要や使い方については、ぜひ以下のページもご覧ください。
無料プランの概要
ストレージ容量 | 5GB |
アップロード可能な1ファイルの容量 | 無制限 |
バージョン履歴 | 10件を7日間 |
削除したファイルの復元 | 無期限(ごみ箱内) |
Proton Drive の有料プラン
Proton Drive では、以下の3種の有料プランが用意されています。Proton Unlimited と家族向けプランの Proton Family では、Proton Drive 以外のサービスの有料プランも使用可能となります。
- Drive Plus
月額:€4.99 / ストレージ容量:200GB / 1ユーザー - Proton Unlimited
月額:€12.99 / ストレージ容量:500GB / 1ユーザー
Proton Driveに加え、Proton Mail、Proton Calendar、Proton VPN、Proton Pass(パスワード管理)の有料プランも使用可能。 - Proton Family
月額:€29.99 / ストレージ容量:3TB / 6ユーザー
家族向けプラン。
Proton Driveに加え、Proton Mail、Proton Calendar、Proton VPN、Proton Pass(パスワード管理)の有料プランも使用可能。
Proton Drive の有料プランについての詳細は、以下のページをご覧ください。
これらのクラウドストレージプロバイダーは、信頼性と機能性の両方を備えています。個々のニーズに合わせて最適なプロバイダーを選択しましょう。
複数のクラウドストレージを一元管理する
本記事では、無料でも使えるクラウドストレージをご紹介しましたが、無料プランではストレージ容量に制限があるため、複数のクラウドストレージを併用することもおすすめです。
しかし、複数のクラウドストレージを使用すると、どこに何を保存したかがわからなくなり管理が難しくなる場合もあります。
「Multicloud」というサービスを使用すれば、複数の異なるクラウドストレージを一元管理することができます。
「Multicloud」に事前に各クラウドサービスのアカウントを設定しておけば、以後は「Multicloud」にログインするだけで、各クラウドサービス上のファイルを管理することができます。クラウドサービス間のデータの転送や、クラウドサービスの同期なども可能。Google Drive、Dropbpox、OneDriveなど、30以上のクラウドサービスに対応しています(上記で紹介したクラウドサービスのうち「Proton Drive」のみ、「Multicloud」に対応していません)。
「Multicloud」には無料プランもあるため、興味のある方はぜひ使ってみてください。
無料プランでは月間のデータ転送量は5GBまで。有料プランでは、月額:1,180円〜/転送量:100GB〜となります。
「Multicloud」を使用して、より効率よくクラウドストレージを活用してください。
最後に
クラウドストレージは、データ管理を効率化するための優れたツールです。データの保存、整理、共有、バックアップを効果的に行うことで、データの損失や漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。
クラウドストレージの利点や使用方法を理解し、適切なクラウドストレージプロバイダーを選択することが重要です。また、データのバックアップサービスを利用してデータの安全性を確保しましょう。
クラウドストレージの使用は急速に拡大しており、ますます重要性を増しています。データ管理を効率化するためにクラウドストレージを活用し、安全で効率的なデータ管理を実現しましょう。